店部について

4月の開店以来、比較的ダラダラと運営しておりました、コトバヨネットの店部がやっと正常稼働し始めました。



お店(と事務所)は、左京区浄土寺にあるハイネストビルの2階にあります。(*地図
ややあやしげな雰囲気なのですが、1階には「MUZZ/マズ」というギャラリー、2階にも展示スベース、3階にデザイン事務所などが入った、廃墟型複合ビルです。
住んでおられる方もいます。



レジカウンター位置からみた店内の様子です。
普通の6畳間くらいの部屋を2部屋ぶち抜いて、店部にしました。決して広くはないです。
ごらんのように、メインとして扱っているのは古書です。店頭に出ているのは、古本屋としてはかなり少なく、3000冊ほどです。
在庫はもっとあるのですが、いったい何を売ればよいのやら?まだ考え中。というていたらくでありまして、本棚をこれ以上増やすかどうかは、しばらく成り行きにまかせてみようと考えております。
ちなみに、4月の開店以降、すでに4回も模様替えが行われており、姿かたちが一向に安定しない日々が続いております。

古本の価格は、場所が場所だけに、やや相場より安く設定しているつもりでございます。写真集など、高価な商品も一部ありますが、普通の本で、ちょっと気の利いたものを幅広くそろえております。
買取も行っておりますので、ぜひお売りください。
特に食や生活に関するもの、伝統工芸、美術系の本はかなり高く買い取らせていだだきます。

以下、雑貨類の一部です。



砥部焼(愛媛県)中田窯の食器各種です。
焼成温度が高く、丈夫で割れにくい砥部の磁器は生活器として非常に優秀なものです。

砥部地区に限ってはおりませんが、当店部で扱うのは、今のところ愛媛県の陶器ばかりです。
これは「雑貨の担当者が以前愛媛に住んでいた」という、ただそれだけの理由なのですが、雑貨類はなるべくその土地や人と縁があるものを選んで行きたいと考えておりまして、京都と地方、地方と京都が行き来できるような、企画やイベントも現在考えております。
その企画は秋ごろには何らかのかたちとしてお見せ出来ると思います。





宮内太志(松山市窪野町〜砥部)の作品です。
店部を準備していたとき、最初に出会った作家さんです。
やや神経質な面、曲線でかたどられたフォルムと、有機物や小石、鉄などの不純物が多く含まれた土を使用した、素朴な質感が同居しています。
洗面器を思わせる鐸縁の鉢など、料理の種類を選ばす、使いやすいものを中心に作っていただいております。





佐々木智也(愛媛県伊方町)の作品です。
灰釉(かいゆう/はいぐすり)や白磁の落ち着いた色調、しのぎや花形を造形のモチーフにした女性的な作風ながら、大胆に釉薬を使い、不規則に入った貫入が良い味わいを出しています。
また、手に持ったときに落ち着く、厚み、重さの加減が絶妙で、やはり生活器として大変使いやすい陶器です。

陶器類は1000円〜3000円の価格帯を中心に、お求めになりやすい価格のものを中心に仕入れております。





唐突なのですが、チュニジアのかごバック類です。
話せば長くなるので、ここでは触れられませんが、奇妙なご縁があって現地の工房と直接取引をしております。
なつめやし素材の丸形と、い草素材の角形があります。価格は2800円から、一番巨大なものでも6300円です。
現在はオリジナルのものをオーダー中です。
ですが、出来るかどうかは職人さん次第ですので、どうなることか、まだわかりません。「こんなのお願いします」と絵に起こしたものを送ってみたのですが、これがどのように理解されるのか、なかなか緊張感のある取引です。

商品構成は定期的に変化して行く予定です。

「正常稼働」とはいうものの、スタッフそれぞれが別の仕事をかかえている事情はかわらず(そうでないと維持できないのです)、場合によっては豪快にお休みをいただいたり、へんな時間に開店したり、閉まったりするかもしれません。

店部でやりたいことと、事務所部の仕事にへだたりがあったのは、否めない事実でありますが、この夏から、その辺りの矛盾を解消し、一体となった新しい企画をいくつかスタートさせております。

お店として安定するのはまだ先になるでしょうが、なにとぞ温かい目で見守ってくださいませ。


*ツタの浸食におびえる店内

<追記>
「アニメが好き」という嗜好のもと知り合った、apsu(アプスー)の作品も一部取り扱っております。
本当に一部しか置いておりませんので、スニーカーのペイントオーダーなどのややこしい注文は下記のサイトからどうぞよろしくお願いいたします。
http://apsu.biz/