「京都文化みやげ・カフェと喫茶」絵はがき

コトバヨネット謹製絵はがき「京都文化みやげ・カフェと喫茶」を愛媛県今治市在住の絵描き、沖野愛さんと一緒に作りました。

絵はがき(ポストカード)を作りたい、と思ったときに、真っ先に思いついたのが「他人様のお店のポストカードを勝手に作る、しかも売る」ということでした。
とにかく、何か意味のある絵柄がよかったのですが、その意味を考える作業を完全放棄し、結果的にはネタ丸投げ状態で「いいよ」と許可をして頂いた3つのお店と沖野愛さんには本当に感謝しております。

絵柄は京都市左京区にある「喫茶つきなみ」「迷子」「マニアックスター」の3種類です。
先ほど、意味を考える作業を放棄した。と申しましたが、この3つのお店を選んだことには大きな意味があります。

最近「小商い」という言葉をしばしば耳にします。そのぼんやりとした言葉の意味において、この3店舗ほどぴったり来るものはありません。
「カフェと喫茶」であれば、おいしいコーヒーやおやつ、居心地のよい空間、気分の良いサービス、など、みなさんが「当たり前」と思っていること、これらすべてを実現するのは本当に大変なことなのです。
かつてはそれでも、頑張れば何とかなったかもしれません、しかし、今の時代、少なくともこじんまりとした「小商い」の世界には、その「当たり前」のことが、そもそも全くサイズ感の合わない話になってしまっています。
なぜなら、お金がかかりすぎますし、そんなに儲けもありません。もう昔の十分の一、ほどで考えて丁度いいくらいです。

とはいうのものの、これは別に夢も希望もないお話ではありません。
カウンターのすぐ横で機械油にまみれて自転車修理をしていたり(喫茶つきなみ)、コーヒー1杯(メニューにそれしか無い)で映画や本についての会話にとことん付き合ってくれる観光地ど真ん中の喫茶店があったり(迷子)、午前中はアルバイトをして午後から開けるという営業スタイルを10年も続けていたり(マニアックスター)・・・

それぞれにそれぞれの理由があって、自然に出来上がったお店のスタイルは「カフェと喫茶」としては、あまりにもへんてこなものですが、決してある一定の層しか受け入れないような特殊なお店ではなく、お店がある場所、その地域で異常に愛される存在となっています。

巨大モール型スーパーや、どこでも同じメニューを出すカフェなどは世界を平均化してきました。ハズレをひかない、ひきたくない、その便利さも必要でしょう。
一方で、自分の足元にある世界、目に見える誰かのためにあるお店が、もっともっと必要な気がします。

そんなお店「喫茶つきなみ」「迷子」「マニアックスター」、京都へお越しの際にはぜひ一度訪れてみて下さい。

どうしても行きにくいようでしたら、ご一緒します。


「喫茶つきなみ」(出町柳ナミイタアレ内)
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「迷子」(浄土寺)
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「MANIAC STAR」(鹿ヶ谷)
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各1枚:¥110
3枚セット(帯付き):¥330
販売店舗:コトバヨネット・ガケ書房恵文社一乗寺店など